新教養試験について

 日本人事試験研究センターでは、平成30年度の統一試験からこれまでの教養試験のラインナップをリニューアルし、新たな教養試験(以下「新教養試験」)を提供(統一試験のみ)することとしております。このページは、新教養試験のねらい、内容、特徴、採点方法、さらにはこれまでの教養試験からの切替えのポイントなどについてまとめたものです。

1.なぜリニューアルするのですか?

2.どのようなラインナップになるのですか?

3.新教養試験問題集の選び方のポイントは何ですか?

4.採点結果の表示は変わるのですか?

5.試験の提供日、申込み手続き、料金はどうなるのですか?

    ※ 参考資料

    ・「新教養試験」ご案内リーフレット 

    ・「新教養試験についての Q&A」 

    ・「新教養試験 Light」ご案内リーフレット 

1.なぜリニューアルするのですか。
 当試験センターの提供する教養試験は、地方公共団体の職員に必要とされる職務遂行能力を測定することを目的としています。受験対象者として主に新規学卒者を念頭に置き、大学や高校等で学習する標準的・基礎的な内容の知識、職務に必要な理解力、論理的思考力等を測定することによって、公務の現場において職務を十分に遂行できるかどうかを判定しています。
 今回の教養試験のリニューアルは、このような従来からの基本的な考え方をベースにした上で、さらにご利用団体のニーズを取り入れた教養試験をご提供することを目的とするものです。具体的には、

・ これからの地方自治を支える多様な人材を確保したい

・ 民間企業志望者も受験しやすい試験にして応募者を増やしたい

・ それぞれの団体が重視する能力や様々な受験者層に合った試験にしたい

など、各団体のニーズに沿って教養試験の問題集を選択できるようにしようとするものです。
2.どのようなラインナップになるのですか。
 これまでの教養試験では、主に受験者の学歴に応じて3段階(4種類)の問題集をご提供してきましたが、平成30年度からは、学歴ではなく、各ご利用団体が求める人材像、重視する能力、直面している状況等に応じて問題集を選択していただけるよう、次の3タイプ5種類の新教養試験の問題集をご提供します。

新教養試験の問題集ラインナップ

コ ラ ム
<教養試験とは?>
 地方公務員は、ジョブ・ローテーションにより様々な部署で働くこととなるため幅広い知識、関心、思考力などの能力が必要とされます。
 当試験センターの教養試験は、地方公務員の採用試験として開発したもので、地方公務員としての職務遂行上求められる能力を測定できるよう設計されたテストとなっており、単に基本的な知識を問うだけでなく、それらの知識を動員して考える力を問う問題を多く出題しています。時事的事項の理解を問う問題や、地方自治に関する基礎的な知識を問う問題、論理的思考力を問う問題などを通じて、「採用試験は、受験者が、(中略)標準職務遂行能力(中略)を有するかどうかを正確に判定することをもつてその目的とする。」という地方公務員法第20条の趣旨を体現しようとするものです。


新教養試験
Standard -Ⅰ・Ⅱ
<標準タイプ>
出題数   :40題
形  式    :五肢択一式
解答時間:120分

従来の教養試験と共通性の高い試験(知識分野20題・知能分野20題)
  • 知識分野・知能分野それぞれの出題内容の表示は次のようになります。
           知識分野(時事、社会・人文、自然に関する一般知識を問う問題を出題)
           知能分野(文章理解、判断・数的推理、資料解釈に関する能力を問う問題を出題)
  • これまでと比べて時事を重視し、社会的に幅広い分野の題材(ICT、環境問題、社会保障など)を出題します。
  • 「古文」、「哲学・文学・芸術等」、「国語(漢字の読み、ことわざ等)」の出題はありません。

難度はⅠとⅡの2段階
  • Standard -Ⅰの難度は従来の教養1と同程度です。大学で学習するような内容を含むことから、大学卒業程度以上の受験者を対象とした試験でのご利用をお勧めします。
  • Standard -Ⅱの難度は従来の教養2・3とほぼ同程度です。高校卒業程度の受験者を対象とした試験から、大学卒業程度以上の受験者を対象とした試験まで、幅広くご利用いただけます。



新教養試験
Logical -Ⅰ・Ⅱ
<知能重視タイプ>
出題数   :40題
形  式    :五肢択一式
解答時間:120分

知識より論理的思考力等の知能を重視する試験(知能分野27題・知識分野13題)
  • 知能分野・知識分野それぞれの出題内容の表示は次のようになります。
           知能分野(文章理解、判断・数的推理、資料解釈に関する能力を問う問題を出題)
           知識分野(時事、社会・人文に関する一般知識を問う問題を出題)
  • 知能分野ではStandardよりも文章理解、判断・数的推理、資料解釈の出題をそれぞれ増やす一方、知識分野では「自然に関する一般知識」の出題がありません。
  • これまでと比べて時事を重視し、社会的に幅広い分野の題材(ICT、環境問題、社会保障など)を出題します。
  • 「古文」、「哲学・文学・芸術等」、「国語(漢字の読み、ことわざ等)」の出題はありません。

難度はⅠとⅡの2段階
  • Logical -Ⅰの難度は従来の教養1よりもやや易しくなります。大学で学習するような内容を含むことから、大学卒業程度以上の受験者を対象とした試験でのご利用をお勧めします。
  • Logical -Ⅱの難度は従来の教養2・3とほぼ同程度です。高校卒業程度の受験者を対象とした試験から、大学卒業程度以上の受験者を対象とした試験まで、幅広くご利用いただけま す。



新教養試験
Light
<基礎力タイプ>
出題数   :60題
形  式    :四肢択一式
解答時間:75分

公務員試験に向けた準備をしていない民間企業志望者でも受験しやすい試験
  • 解答時間が75分、形式は四肢択一式とコンパクトな試験です。
  • 出題分野は、「社会への関心と理解」(24題)、「言語的な能力」(18題)、「論理的な思考力」(18題)の3分野(計60題)です。社会についての関心や基礎的・常識的な知識、職務遂行に必要な基礎的な言語能力・論理的思考力を測定する試験です。
  • 「社会への関心と理解」の分野で出題される問題には、地方公務員として必要な地方自治に関する基礎的な知識を問う問題も含まれます。
  • 難度は、Standard -ⅡやLogical -Ⅱよりもさらに易しくなっています。
  • 主に新規学卒者を対象とした試験です。民間企業志望者でも受験しやすい試験であり、また、職種を問わず幅広くご利用いただけます。
  • Lightは、基礎的な能力を検証するための試験ですので、専門試験や適性検査などと組み合わせてのご利用がお勧めです。
3.新教養試験問題集の選び方のポイントは何ですか。
 各ご利用団体のニーズに応じてお選びいただけます。参考として、これまでご利用の問題集から切り替える場合のポイントを幾つか次の<切替え例>に示します。あくまで切り替える際の考え方の例ですので、他の切り替え方をしていただくことも可能です。
 どの問題集もご期待に添う結果が得られると思います。

切替え例
4.採点結果の表示は変わるのですか。
 採点等の結果処理につきましては、試験実施後にご返送いただいた解答用紙を採点し、「択一得点度数分布表」、「高得点順受験者一覧」などの諸資料を、これまでと同様に速やかに作成し送付いたします。

 今回の教養試験のリニューアルに合わせて、採点結果の表示も次のように変更いたします。
  • Standard、Logicalについては、例1の青丸で示したように、知能分野と知識分野それぞれの素点を、合計の素点に加えて表示します。また、Lightについては、合計の素点に加え、例2のように3分野それぞれの素点を表示します。
    採点結果の表示
  • 採点は、全職種を「事務職」と「その他の職」の二つに分けて、それぞれの平均点及び標準偏差を用いて得点を算出します(従来の得点算出に当たっては、全職種の平均点及び標準偏差を用いていました)。
  • 同一県内の受験者の平均点を参考情報として表示します。
5.試験の提供日、申込み手続き、料金はどうなるのですか。
 平成30年度の提供日は7月22日(日)、9月16日(日)、10月14日(日)(いずれも統一試験日)となります。
 利用申込みは、これまでと同様、
     <統一試験日の1か月前までに試験実施計画書をWEB登録又はFAX送信>してください。
 平成30年度の統一試験では、全てのご利用団体に切替えを実施していただくことになりますので、お早めのご連絡をお願いします。
 新教養試験ご利用の際の部数料金は、Standard、Logical、Light全て1部 800円(税抜)です。
*統一試験日における割引料金です。 
 申込み手続き等の詳細につきましては、平成30年度の「試験問題ご利用案内」(平成30年2月頃配付予定)をご覧ください。

※なお、統一試験日以外の日については、これまでと同様の教養試験1、2、3、4の提供となります。
新しいタイプの教養試験「Light」 <特徴、利用法から例題とそのねらいまで>
1.リニューアルの概要
2.新教養試験「Light」の目的、特徴
3.採点結果の表示、申込手続き
4.新教養試験「Light」の利用法
5.新教養試験「Light」例題
1.リニューアルの概要
  平成30年度からの統一試験においては、下図のように、新教養試験「Standard-Ⅰ・Ⅱ」、「Logical -Ⅰ・Ⅱ」、「Light」の3タイプ5種類の問題集をご提供します。
このうち「Standard」と「Logical」は知識分野と知能分野から構成される40題・五肢択一式の試験であり、従来の教養試験と共通性の高い試験ですが、「Light」はこれらとは異なる新しいタイプの試験です。

リニューアルの概要

新教養試験「Light」<基礎力タイプ>
2.新教養試験「Light」の目的、特徴
【目的】
 地方公務員の採用試験においては、地方公務員に必要とされる標準的な職務を遂行するための知的能力を検証する必要があります(地方公務員法第20条)が、これは面接試験だけでは確認できない側面です。各ご利用団体のニーズに対応しつつ、公正な採用試験の実施をサポートするために開発した試験が新教養試験「Light」です。「Light」は、「多様な人材を確保するため、採用に当たり人物面を重視したいが、職務の遂行に必要とされる基礎的な知的能力は確認しておきたい」という場合などにご利用頂くのに適した試験となっています。
【特徴】
基礎的な知的能力を検証するコンパクトで易しい試験です。
  • 解答時間は75分、形式は四肢択一式とコンパクトな試験です。短時間での実施が可能です。
  • 難度は「Standard-Ⅱ」や「Logical-Ⅱ」よりもさらに易しくなっています。
公務員試験に向けた準備をしていない民間企業志望者でも受験しやすい試験です。
○ 出題分野は次の3分野です。「5.新教養試験「Light」例題」に例題を掲載していますのでご覧ください。

「社会への関心と理解」(24題)
 新聞・ニュースなどで取り上げられる国内外の重要な出来事に関心を持って理解していれば解答できる内容で、ICT(情報通信技術)や環境問題など様々なニュースを理解するために必要となる基本的な知識を問う問題などを出題します。
 また、地方公務員の採用試験であることを念頭におき、地方公共団体の制度や近年の課題、各地の産業等、地方に関する関心を問う問題も出題します。
「言語的な能力」(18題)
 地方公務員の職務遂行に当たっては文書を理解したり作成したりすることが必須です。また、国際共通語となっている英語を理解する力がコミュニケーションや情報収集において重要となっています。このような能力を検証するため、普段目にするような日本語の文章や語彙・用法の理解を問う問題、簡単な英文や英語の用法等の理解を問う問題など、言語的な能力レベルをみる問題を出題します。
「論理的な思考力」(18題)
 地方公共団体の抱える様々な課題の解決には、与えられた条件の下でいかに合理的な対処方策を立てることができるかなど、論理的な思考力が求められます。そのため、与えられた条件や資料などから論理的に考察することにより正答を導き出す問題など、論理的思考力をみる問題を出題します。
3.採点結果の表示、申込手続き
 採点等の結果処理につきましては、試験実施後にご返送いただいた解答用紙を採点し、「択一得点度数分布表」、「高得点順受験者一覧」などの諸資料を、これまでと同様に速やかに作成し送付いたします。
 新教養試験「Light」の採点結果表示は次のようになります。
  • 下図の青丸で示したように「社会への関心と理解の分野」、「言語的な能力分野」、「論理的な思考力の分野」それぞれの素点を、合計の素点に加えて表示します。
    採点結果の表示
  • 採点は、全職種を「事務職」と「その他の職」の二つに分けて、それぞれの平均点及び標準偏差を用いて得点を算出します(従来の得点算出に当たっては、全職種の平均点及び標準偏差を用いていました)。
  • 同一県内の受験者の平均点を参考情報として表示します。

 申込み手続きの詳細につきましては、平成30年度の「試験問題ご利用案内」(平成30年2月ごろ配布予定)をご覧ください。
4.新教養試験「Light」の利用法
教養試験「Light」は、以下のようなご利用団体に特にお勧めしたい試験です。
○民間企業志望者など公務員試験に向けた特別な準備をしていない人たちにも幅広く受験して欲しい団体。
○人物重視に当たり、受験者の基礎的な知的能力は確認しておきたい団体。
○技術系職種や資格免許職種など、専門能力を重視するが基礎的な知的能力(知能や知識)は確認しておきたい団体。
○多様な分野の人材を確保するため、受験者に試験のための負担を小さくしたいと考えている団体。

※「Light」は、基礎的な能力を検証するための試験ですので、専門試験や性格検査などと組み合わせてのご利用がお勧めです。

新教養試験「Light」の利用法
5.新教養試験「Light」例題
新教養試験「Light」例題1


新教養試験「Light」例題2


新教養試験「Light」例題3


新教養試験「Light」例題4


新教養試験「Light」例題5


新教養試験「Light」例題6

※お問い合わせ、ご相談は、当センター事業部まで。

事業部直通
TEL 03-5363-9161   FAX 03-5363-9165

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